2010年5月31日月曜日

5月8日、9日、チャコ州の県庁、レシステンシア市

パンパ・デル・インディオに向かう道すがら、レシステンシア市は「ヴェルボ・ディヴィノ教会」の主任司祭、アダン神父の司祭叙階14年を祝ったわけですが、その日に、「5月8日はここでも主聖堂の守護聖人、ルハンの聖母の記念日だから、もしパンパ・デル・インディオ市から戻ってこれたら、一緒に祝おう、ついでに日曜日の朝のミサをして、午後は青年たちに召命の集いを」と言われていたので、昼食後夜のミサに間に合うように旅をしました。

 ちょうど道すがら、「政治家サン・マルティン」という名の町を通りかかるにつけ、その町の聖霊刷新祈りのグループ青年部のリードをしている女の子から、「ぜひ、ぜひ、通りかかるならうちの祈りの集いに顔を出して!」と頼まれていたので、通りかかって30分ほど歌って祈って、祝福をしてから、さらにレシステンシアまでの旅をし続けました。

 町をめぐる2時間の聖母行列を終えて主聖堂に入る瞬間。
 素敵なデコレーション、聖母像の前に、12のガラスのコップにともされたろうそくの灯が輝きます。

  夜は、フォルクローレや、命に語りかける歌、意味のある歌の披露、ダンスなどがあって、小生も何曲かスペイン語で、それから日本語では島唄と「キリストの平和がわたしたちの心の隅々にまで行き渡りますように」の歌を分かち合いました。

9日の午後、よき牧者イエスを囲んでの召命の集いです。即席の集いでしたが、60人くらいの高校生以上の青年が集まってくれました。
 分かち合いの風景
 聖体礼拝の風景。この日、この小聖堂に聖体顕示台がないのに気づいたので、香部屋にあった古い台付の十字架、イエス像の頭の上あたりにセロハンテープで髪を留めるピンを張り、ここに聖体をはさんで礼拝しました。これが、摂理だったというか、十字架にかかったイエス様の上で、かけらになった聖体をながめることで、我々のために傷つき、避けられて下さったよき牧者の愛を、青年たちが、言葉を超えて体験することになりました。

その日の夕方は、この共同体でミサをしたわけですが、さらにそのあと、夜の22時からのラジオ番組に呼ばれて、聖書の分かち合い、いのちのメッセージの分かち合いすることになりました。

こうして、チャコ州でのミッションに一区切り。この恵みの時の体験が、あと後も励みになりますように!

4月28日~5月8日、パンパ・デル・インディオ

 チャコ州のパンパ・デル・インディオ市は5月8日に、この町の守護聖人、大天使ミカエルの聖像を迎えた記念日の祝いをします。記念日の霊的準備にと、その土地の主任司祭ジェームズ神父に呼ばれて、ノベナ(9日間の祈り)のリードをしに行ってきました。題目は「神から頂いた賜物を改めて生かすようあなたに勧めます」。
4月28日、ノベナのための心の準備をする聖霊の恵みを願う前晩のミサ、その後聖像と共に行列です。っていうか、このミサを含めたら10日間になるんですけど・・・。


日中は、信徒の数人が交代で病院や周囲の家々を聖像と共にめぐり、そこに集まった人たちと聖書の分かち合いをし、大天使の取り次ぎによってその場所や家を祝福し、大天使にささげる祈りをして回ります。
 

堅信の準備の学生たちが、聖堂の掃除に来ました。輝く青年たち、素晴らしいですね。

初聖体を受けてから堅信の準備に入るまでの教会学校です。呼ばれて顔を出してきました。

 聖像を運んで歩く風景

市役所や水道局、法律事務所の訪問には、主任司祭も参加しました。

もっぱら幼稚園、小学校、中学校は小生が祈りのまとめを担当しました。

 
ラジオ番組でもこの祝いの日々に宛てた祝福の祈りをささげに行くとともに、自己紹介、今の召命募集の活動に関する分かち合いをしに行きました。

日を送るうちに、三日目の夜くらいに、青年たちに「キリスト教的なキャンプファイヤーをやらないか?」と尋ねたら、やる気になってくれたので、8日目の夜、これを実現させることができました。ただ、雨が降ったので、聖堂の中で椅子を動かし、真ん中に小さな机を置き、この上に神様が愛をもって守っている地球、聖書を、燃え尽きることのない神様の愛の炎のシンボルとして据え、この周りで火のないキャンプファイヤーをしました。
 
 9晩、歌の奉仕をし続けてくれたグループ
 
守護聖人の記念日のミサ中、聖書行列のダンスをしてくれた青年たち。黄色のハンカチをもっている二人は、ガブリエルとラファエルを意味したもので、水色のシーツを着ている女の子は、マリア様のシンボル。おなかに聖書が入っていて、祭壇前でフラフープにシーツをかけた即席幕屋みたいな中で、歌に合わせて聖書をおなかから出す、ということで、「人となられた神のみ言葉」=イエス様の誕生!っていう感じの踊りを披露してくれました。イメージして指導したものの100倍くらい美しい行列ダンスをしてくれました。
 記念日のミサの後は、アサドです。この町には、パンの独特な焼き方があって、網焼きパンを売っています。

たった11日の滞在でしたが、本当に多くの命に触れることができました。この日々に改められた賜物を皆さん存分に多くの人と分かち合い続けることができますように!