日曜日は国レベル、州レベル、市町村レベルでの一斉代議員選挙でした。おかげで当初予定していた召命黙想会はこの日ではなく、3日から5日に延期されたわけですが、裏があって・・・。
4月の終わりから、全世界で知られているように豚インフルエンザが騒がれ、これが豚ではなく、A型インフルエンザと名前を変え、いつでも人込みは危険だったし、熱のある人は家で寝ていなければならない、というのは日本人であれば常識だったのですが、アルゼンチンは選挙を優先して、死者が出ていたにもかかわらず、選挙当日までは(何しろ人に投票してもらわないと勝てないわけですから)まるでインフルエンザの影響はないような言い方をしてきて、急きょ選挙の終わった二日後から、学校は閉鎖しろだ、集いは中断しろだ、と言い出して、結局病気と全然関係のない集いまで閉じなければならなくなってしまいました。
興味深いのは、こうした選挙がらみの不道徳を別にして、前にアルゼンチンに初めて来たときに、冬が近づいたのでインフルエンザのワクチンを打ってもらいたいと思ったときに、そんなものはないと言われて、医療機関の整備されていない国だと勘繰っていたのですが、本当に「インフルエンザ」そのものがなかったんですねぇ。アジアでは当然だったのに、この国にはインフルエンザがなかった。
そういうわけで、今回メキシコで始まったインフルエンザの騒ぎで、アルゼンチンの多くの人が、生まれて初めて「インフルエンザ」という単語を聞くことになったわけです。
というわけで、今回、アジアからの宣教師たちは対処に慣れているので平然としているのですが、国と州が動揺していて、なんだかおかしな感じです。
そんな傍ら、子どものコーラスの練習風景。
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