神言会の兄弟会員の主催で、アルゼンチン国内の神言会の携わっている教会や学校の宣教グループや青年会の若者を集めて、サンタ・フェ州のエスペランサ市の、アメリカ大陸最初の神言会の学校の校舎で世界宣教の日を祝う集いが催されました。『君こそ私のあかし人だ』というのがテーマで、非常に大規模なグループダイナミックをもって三日間が祝われました。
エスペランサ市にあるアーノルドヤンセンの設計に基づいて作られた聖堂。今は教区の司祭に渡され、バジリカの名を受けています。
さぁ、入ろう!
召集
小グループでの活動をリードするファシリテーターの紹介
自己紹介、ちょっとした活動
ビオ・ダンサとビブリオ・ドラマを併合させた聖書朗読と黙想の時間。
ビブリオ・ドラマの一部。ダビデとゴリアテの戦いを自分の現実に合わせるために、ビオ・ダンサでの反応が内省を容易にし、「わたしの中にあるゴリアテ」を文字にして3メートルの等身大のゴリアテの絵にこれを貼り付けて、そのあと新聞紙で作ったボールをダビデの手にしていた石に模して当てます。すべて、言葉を使わず、音楽と沈黙にリードされて2時間半の集いが進められました。
宣教活動の証しのスペース。二人の独身女性が、「心の端っこ」と呼ばれる極貧国にいる子供を援助する宣教グループでの活動を紹介し、小生が日本にいながらどうして宣教師、修道士、司祭の召命に目覚めたかを分かち合い、最後に一つの御夫妻がキリスト者の夫婦としてどのように宣教、援助活動を行っているかを紹介して下さいました。
その後、土曜日の午後、一番青年たちの集まる地域の自然公園へ、日曜日の夜に行われるいのちのメッセージをもとにした文化交流会への招待を市に出かけました。一種の宣教活動と言われるものです。
招待をして回ってから再び体育館に集まり、聖母マリアと共にする安らぎの時間がとられました。ここで分かち合われた青年の声明が、非常にシンプルだけれど創造性に満ちていて、ガラッと雰囲気を変えました。やる気のない、将来のない青年ではなく、どんなに他の人に悪く言われようが、20年後を作り上げていく社会変革を草の根からしたい、という希望に目覚めさせられる時となりました。
日曜日の朝は、旧約聖書のエステル記を基にした長編映画を鑑賞しました。
その映画を基に聖書を生きたものとするために個人黙想の時間が30分取られました。
その後、グループワークで、エステルが理想を抱くことによって尊厳を抱き、夢を実現していったあの姿にならって、一人一人の夢、理想を模造紙いっぱいに表現する、という作業です。
午後、テゼーのグループにリードされて聖体賛美式が行われました。どうにもアルゼンチンの青年の霊性に、あまりにかけ離れていたようで、望んだほどの祈りの体験にはならなかったようですが、世界の青年の祈りにおける一致運動への扉を開くことになったように思われます。
夕方、国際ミサ。
月曜日の朝には、パンをこねる姿を黙想しながら、前の二日間に体験した祈りと分かち合いの実りを、共同体に生かすための黙想が行われ、そのあと、空間を自分のものにしていく、という題材でビオ・ダンサが行われ、感謝ミサと感動のうちに2日半にわたる集いが締めくくられました。
君こそ、わたしのあかし人だ!(イエス)