霊操
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はじめに:
これは「導き」の道になりえます。個人にしても、夫婦においても、神との関わりにおいて前に進みたいと望むならば、またその生き方をより良いものにしたいと望むならば、です。
回心の手引きには次のようなものがあります。
「よい道に従うものには、神の救いが示される。」
すべてのことがより良い方向に進みます。
わたし自身の過ちを地に埋めましょう。
わたしたちの受けた『タラントン』を神の計画のために投資しましょう。あなたこそが偉大な主人公なのです。
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四週間、日々の活動を手放さずに、つまり日常を続けながら。
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一日一時間の内省の時間をもつこと。
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いつも聖書を使うこと。
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何かノートに書き留めることが勧められる。
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ふさわしい、静かな場所を探すこと。聖堂、庭、公園、等々。理想的な時間帯は明け方。
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「たまに」一人の司祭と会話することが勧められる。質問、疑問など。
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それぞれ自分の祈りのスタイルを見つけること。
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だれもが白紙で、そこにこの経験を書きつけていくつもりで。
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もし神がここで示唆しているものと違う祈り方のインスピレーションを与えるならば、そちらの方で続けなければなりません。そのときは、このメモを使わずに行ってください。
四週間の間 続けること:
1.
毎日の祈りの時間。
2.
何らかの断食(節制);(例)朝ごはんの時のコーヒーを抜く、
満腹するまでは食べない、夕飯をフルーツだけにする、など。
3.
どんなに少なくても、施しの習慣をやめない。
毎日すること:
・はじめ方:
姿勢を整える。最初の九日間、九つの姿勢について学びます。聖ドミニコの祈りの九様式です。一度学べばあとは自分にとって一番好きな、一番リラックスできる様式を使うことができます。大切なのは神との関わりに入ることができることです。
大切なのは、体をもってしても祈るこの体験を経ることです。
はじめるにあたって、神の現存のうちにいることを感じることは、よいことです。神がここにおられる、神はわたしを愛している、神はやさしいまなざしを自分に注いでいる、と。
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主の祈りを一回、ゆっくり祈る:読みながら行うのが望ましい。
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礼拝する:謙遜です。自分に何かが足りないことを感じます。神のあわれみの玉座の前に近づいているのだ、と。
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今日という日に感謝する:「聖霊、来てください」と祈る。(典礼聖歌352番『聖霊の続唱』を唱えたり歌ったりするのも可)。日々の聖書個所の読書を始める。好きなように望むだけ間を取りながら、落ち着いた読書となるようにしましょう。居心地のいい個所が来たら留まってください。繰り返し、何か感じるように努め、味わってください。一言で言えば、その個所を楽しむ、ということです。そういうことを体験するならば、それは恵みですから、それ以上先に読み進めなければならない理由がありません。充分です。翌日、ふさわしいと思われるところから続ければいいのです。繰り返すことは悪いことではありません。正反対です。わき水が見つかったら、もし渇いているならば、そこに留まらなければならないものです。もし善意をもってこうした体験をしようとするならば(そうだとは思うのですが)、何回か同様の体験をすることもあり得るものです。
終わり方:
沈黙のうちに礼拝する。自分のわたしたちを愛する主につつましやかにささげられた空っぽの手の中で織り込んでできてきたものを眺めながら、沈黙のうちに礼拝しましょう。
ゆっくりと天使祝詞を聖母にささげ、一日中自分と共に歩んでもらえるように願いましょう。
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