(三位一体の福者イサベル)
黙想のためのみ言葉:
「イエスは、近寄って来て言われた。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイ28章18-20節)
聖アーノルド・ヤンセンの面影:
「信仰の満たしにおいて生きるよう何とかしなければなりません。だからこそ、何よりもまず至聖なる三位一体と、その神格のそれぞれに対する礼拝をおこなうのです」。
おぉ、わたしの神、わたしのあがめる三位一体よ、まるでわたしの魂が永遠のうちにあるかのように感じさせてくれる、動くことなく穏やかなあなたを見つめるために完全に自分自身のことを忘れることができるよう助けて下さい。わたしの平和を揺るがしたり、わたしをあなたから引き離したりするに充分なものが何一つありませんように、おぉ、不変のお方よ!むしろ毎秒毎秒がわたしをあなたの神秘の深みにますます浸してくれますように。
わたしの魂を和ませ、この魂をもってあなたの天、あなたの愛すべき住まい、あなたの憩いの場としてください。わたしが決してあなたを一人きりにすることがありませんように。何よりも、全体的に目覚めたわたしの信仰をもって、完全な礼拝とあなたの創造のわざへの完全なささげのうちにわたしがあなたとともに続くことができますように。
おぉ、キリストよ、わたしの愛するお方よ、愛がゆえに十字架につけられておられるお方よ、あなたの心の伴侶になれたらどんなにか、あなたを栄光で覆うことができたらどんなにか、あなたを愛することができたらどんなにか、それも死に至るまで。けれど、嘆かわしい、わたしは自分のふがいなさを見据えます。どうかあなたでわたしを着飾り、わたしの魂をあなたのあらゆる動きと一つにしてください。お願いです、わたしを浸し、わたしをものすごい勢いで満たし、あなたによってわたしをしっかりさせて下さい。そうしてわたしの命があなたを輝かす以外の何物でもありませんように。礼讃者、修復者、救済者としてわたしのもとに来てください。
おぉ、永遠のみ言葉(動詞)よ、わたしのかみの言葉(名詞)よ、あなたを聞きながら人生を送れたらと望みます。すべてをあなたから学ぶためにあらゆることについてあなたからの教えを賜りたいのです。そうして後、あらゆる暗闇、虚しさ、力無さをくぐりぬけ、あなたにしっかりと向けられたまなざしを持ちたい、あなたの偉大な光のもとにとどまりたいのです。おぉ、わたしの愛する星よ、あなたのギラギラした輝きからもはやわたしがはなれることがなくなるような恵みに魅了させてください。
おぉ、燃えたぎる炎よ、愛の霊よ、み言葉の受肉と同じようにわたしの中であなたの真理を明らかにするため、わたしのもとに下ってきてください。彼(み言葉)は人類においてその神秘を新たにしています。こうしてわたしが彼(み言葉)のため、彼とともに、この人類の身代わりとなることができますように。そして、おぉ、父よ、あなたの作られたこの惨めな人間に身を傾けてください。そしてこのうちに愛されるべきお方、あなたがそのみ心にかなう者と呼ばれたお方以外には目を留めないでください。
おぉ、わが「三位」、わがすべて、わが真福八端、はかり知れず独りでおられる方、我を失う莫大なお方、あなたに、まるで愛にとらわれた獲物のようにわたしをささげます。そうしてわたしがあなたのうちに浸され、あなたの光のうちにあなたの偉大さの淵を観想することができるように。